シンスプリント | 右京区平川接骨院/鍼灸治療院グループ

一般的にシンスプリントとは、脛骨過労性骨膜炎と言われるスポーツ障害の一種です。膝から下の内側に位置する、脛骨という骨の下1/3(内くるぶしから上10cmほどの高さ)に運動後に痛みが出ることが特徴です。

痛みの範囲は、5cm～10cmほどの広さで起こります。ちょうど弁慶の泣き所の内側に当たるところですね。シンスプリントはスポーツ障害の１つで、痛みは脛骨に沿ってうずくような痛みから始まり、ある１点が痛いのではなく、筋肉・筋膜が骨に付着するラインに沿って痛みが起こります。この付着部が繰り返しのストレスを受けることにより痛みや炎症が発生すると考えられております。

シンスプリントとの痛みの特徴は、最初は痛みが少なく我慢できる痛みであるが、徐々に症状が強くなり、最終的には日常生活にも支障が出るほど痛くなることが特徴です。

1.痛みはあるが運動すると痛みはなくなる

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2.痛みがあり、運動すると痛みはなくなるが運動終了近くで痛む

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3.日常生活に支障はないが、運動中、常に痛む

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4.日常生活に支障が出るくらい痛む

このように痛みが増していきます。

また、治療をせずに痛みを感じる運動をし続けると「疲労骨折」という骨にうっすらとヒビが入る事もあります。

硬い地面を走るスポーツをしている学生に良く起こります。「マラソンでコンクリートを繰り返し走る」「バスケで体育館を走る」などが原因の一つです。
また、シーズン始めや新入生がいきなりのハードなトレーニングを集中的に行なうことで良く起こります。スポーツを始めたばかりの人に好発することから「初心者病」と言われることもありますが、運動量の急激な変化が原因にあるようです。

シンスプリントになる要因は「筋肉・筋膜の硬さ」にあります。すね周りにある筋肉「ヒラメ筋」「後脛骨筋」「前脛骨筋」などが原因となっていることが多いです。これらの筋肉は走る、歩く、ジャンプする時によく使う筋肉になります。

筋肉・筋膜は使い過ぎの状態を放っておくと酸欠や微小損傷から休めていても緊張が続きます。これを筋肉の拘縮と言うのですが筋肉・筋膜の拘縮はトリガーポイントと呼ばれるシコリとなり痛みの物質が発生し痛みが出るようになります。

その問題となる筋肉・筋膜を的確な治療で内部の血流を回復させることが出来れば拘縮は和らぎシンスプリントの痛みは改善していきます。

シンスプリントの患者様の多くは、最初は痛みが少ないので軽視して、痛みが強くなってから治療に来られます。この治療開始の遅れがシンスプリントの治りを遅くしてしまう一つの原因にもなります。筋肉・筋膜の痛みの悪循環からもシンスプリントは特に早期治療を行うことが好ましいのです。

中高生に良く起こるスポーツ障害であるシンスプリント。私たちは出来るだけ早く競技に復帰してもらうためにも原因の筋肉・筋膜を解剖学的、運動学的検査によって割り出し根本から治療します。

また、トリガーポイント針治療や半導体レーザー治療といったも同時に行います。また、再発防止のために患者様一人一人に合ったストレッチを冊子で作成しお渡ししています。

シンスプリントでお悩みの方、早く部活動に復帰したい方はお気軽にご相談ください。