変形性膝関節症 | 右京区平川接骨院/鍼灸治療院グループ

変形性膝関節症とは膝を構成する骨や軟骨が加齢と共に変形し膝の痛みを引き起こすものです。

膝は荷重する関節であり体重が常にかかることから年齢と共に変形していきます。また、靭帯や半月板といった膝の関節の動きをコントロールする組織を傷めたり手術したりしていると軟骨部への荷重が強くなり変形が早まります。軟骨や骨の変形は不可逆性と言って元に戻ることはないと言われ変形性膝関節症も病院や医療機関では「年のせいだから」「治らないので付きあいながら」などと言われることが多いように思います。

また、その為この膝の変形をいかにして予防するかが研究されていますが膝痛の患者数は年々増え続けているのが現状です。

関節の変形と痛み

しかし、昨今変形と痛みの関係についての研究が日本でも進んできたことによって変形性膝関節症の痛みの原因は膝の変形でないことが分かってきました。変形性関節症という名前自体が大きな誤解を生んでいたのです。

骨や軟骨の変形は残念ながら膝であれ股関節であれ程度に差はあれど年と共に必ず進んでいきます。しかしこれは病気ではなく生理的な反応なのです。しかし、膝の痛みを訴える人は年と共には増えては行きません。むしろ働き盛り以降痛みを訴える人は減っていくのです。つまり、変形の度合いと痛みの発生率には相関関係はないと言えるのです。また、軟骨には痛みを伝える神経は無く血管もありません。ですから、膝の痛みと言っても骨や軟骨ばかりに注目していては治らないというわけです。

では、変形性関節症といわれる症状の原因は何でしょうか。

それは、筋肉・筋膜のこわばりや血流不足による拘縮です。膝を安定させているのは主に膝の上にある大腿四頭筋と言う筋肉・筋膜です。その筋肉・筋膜は絶えず伸縮を繰り返すうちに慢性的な疲労状態となります。そうしますと筋肉・筋膜は新たな血流を受け入れることが出来ず酸素不足から痛みを出す状態になってしまします。これを筋肉・筋膜の拘縮と言います。この筋肉・筋膜が原因で起こる痛みを筋筋膜性疼痛（MPS）と言います。変形性膝関節症の原因はMPSだったのです。

病院で変形性膝関節症と言われた方もレントゲンを診せられて変形してる様をこの目で見た方も諦めないでください。多くの場合その変形は痛みの原因でなく結果です。筋肉・筋膜がこわばり硬くなっていることが痛みの本質的な原因です。試しに湿布をやめて温めて内腿を優しく自分でマッサージしてみてください。

また、ふくらはぎの筋肉・筋膜も膝の内側や裏側についているので効果があります。それでもあまり改善してないときは太秦平川接骨院にいらしてください。筋肉・筋膜の血流と緊張を和らげる治療で痛みが楽になる治療を行っていきます。もちろん変形は治りません。

でも、あなたの治したいのは変形ですか？ その辛い痛みですか？ 

私たちはあなたの一番辛い痛みを改善するために治療を行います。お気軽にご相談ください。